アフィリエイトというものを知って1年くらいです。収入と呼べるような額を手にしたことはありません。また、記事を日々更新しているのですが、思うようにアクセスも集まりません。
サイトはこちらです
→(※URLは非掲載。商材レビュー系サイトです)
これからウェブを利用して広告収入を得る場合、トレンドアフィリエイトからはじめるのが良いのでしょうか?
という質問を頂きました。
トレンドアフィリエイトってどうなの?
トレンドアフィリエイトに対する私の考えは以前どこかでお話ししましたが、せっかくですので表と裏の回答をしたいと思います。
まず、表向きの見解です。
トレンドアフィリの仕組みは非常にシンプルです。
アクセスを集める⇒広告をクリックさせる
アクセスが命になりますので、多くの人が旬なキーワードを利用します。今ならワールドカップや少し前ならAKB総選挙とかですね。
芸能人のうわさなどは面白がって見る人も多いので、アクセスが集まりやすいという傾向があります。ヤフーニュースに掲載された記事に対して、関連事項を検索しようとする人がいます。
具体的にはどのように考えていくのか?
例えば、
【浜田雅功「Fカップグラドル」と3年不倫】
という記事。
相手は誰だ?
どんな顔なのか?
と興味がわくわけです。
で、検索します。
「浜田雅功 不倫相手」
「浜田雅功 不倫相手 画像」
といった具合に。
本文のタイトルは、
「浜田雅功「Fカップグラドル」と3年不倫」
ですが、
クリックを誘発させる見出しは
「浜ちゃん不倫?写真誌報道」です。
記事本文を読んでもらうように、クリックしやすいタイトルを付けられています。
ね、簡単でしょ?
実際には、検索されやすいように【画像アリ】などと件名をつけて記事を投稿したりします。
このように世間の話題やニュースをチェックして、それに関連する記事を載せていくことで多くのアクセスを集めることができます。
簡単ですよね。
で、サイト内で何かを売ったり紹介することもなく、広告リンク設置してクリックさせるというだけですから。つまり、初心者でも報酬を得やすいと言えます。
旬なワード以外でトレンドアフィリを目指し、そのために参考にする教材もありますので探してみてください。
基本的なトレンドアフィリはコチラでも解説しています。
裏見解
で、ここから裏の見解です。
質問者さんのサイトを拝見したところ、商材レビュー系のサイトでした。商材レビュー系のサイトでアクセスを膨大に集めるのは至難の業です。基本的に、商材を探している人の方が少ないですから。
もし、商材レビュー系のサイトで行くなら、アクセス数だけに着目しない方が良いですね。
少し前ならPPC広告で集めることも出来ましたが、いまは厳しいです。すでに強いアフィリエイターがいる場合、その状況はさらに厳しいでしょう。
で、トレンドアフィリエイトに関してですが、キーワードに沿って記事さえ更新すれば、誰でも報酬が得られるということもあり、多くの教材でもはじめはトレンドアフィリを勧めているところもあります。
私が思うに、これは、かなり暇人じゃない限りはやめておいた方が良いです。それよりも、記事が積み重なって資産となるようなブログやサイトの方がオススメです。
着地点としてレビューサイトを一つ作っておくのは良いですが、そればかりに期待すると失敗します。
特に、トレンドアフィリだと肉体労働と変わりませんからね。寝ても起きても、常に記事を更新するという作業です。そのような作業が好きな人・得意な人もいますので、苦にならない人は積極的に取り組むのも良いことだと思います。
当然、取り組んだ時期もありますが、少なくとも、もう私はやりません。
旬な時期が終わってしまえば、その記事は死んだも同然ですし、数年前の不倫記事を掘り起こそうと考えている人がどれだけいるか?です。
ブログやサイトをメインに考えるのであれば、「一つ一つの記事が蓄積されて、サイト全体が良いものになっていく」という資産サイトに重きを置いた方が、長い目で見てもオススメです。
その場合、サイトのコンセプトと提供コンテンツが重要です。
完全にサイトのみ展開し、誘導がうまくできていないという場合なら、コチラを参考にしながらサイトを作り上げていくと良いと思います。
ウェブを活用して広告収入を得る、という広い考え方ならば
いやいや、どうしても短期間で収益という結果を得たいというならば、無料オファーの紹介でもすればよいですし。
これからウェブを利用して広告収入を得る場合・・
という質問に対しては、
これからの時代は今まで以上に、Pull型とPush型を組み合わせるべきです。
サイトやブログというのは、基本的にPull型に属すと考えています。ユーザーからの反響を待つ反響営業と同じです。初心者が反響を待つって、けっこうキツイですよ。釣るための仕組みや仕掛けを考える必要もありますし。
こちらからアプローチするPush型の方が、初心者にとっても結果が出やすいと思うのです。
もし会社員で、何かの自社製品を売るときに、人を惹きつけるためのパンフレットやビラ・チラシ、ホームページのデザインなどずーっと考えるより、見込みのある企業に対して電話をした方が売れやすいと思いませんか?
魅力的なビラやチラシを作る時間より、街中に行って配って直接勧める方が売れます。
しかしながら、このPull型とPush型を考えるときに、どちらが良くてどちらが悪いという対比すべき対象ではないものです。
電話をかけて商品を検討してくれるようになって、どんなものかと見込み客がサイト訪問したときに、自社商品を掲載しているページが無かったり、ボロボロだったり、パンフレットもお粗末なデザインであれば萎えます。
なので、この二つのどちらかだけ選ぶということは、論じるべき対比材料ではないと思います。
Pull型とPush型を組み合わせることは、たとえ初心者であってもできることです。
はじめの時期に力を注ぐ割合は「Push型が8割、Pull型が2割」を目安にするとバランス良く物事が進むでしょう。
あくまで着地点としてのサイト構築と、積み重なれば記事が資産となる形のコンテンツ作成を目指します。
NAVERまとめのような、シンプルなCGM型Webキュレーションサービスが、ユーザーが求めていることとバッチリハマることもあるわけです。
ユーザーが求めている潜在ニーズに対して価値を提供するというのは、奥が深くて。
言葉で言うのは簡単ですが、そんなに単純じゃないんですけどね。
ただ、ひたすら肉体労働作業のような記事を書くくらいなら、それも含めて、楽しみながらやればいいんじゃないかと思います。
私自身も日々考えることで、日々成長できています。
結局は、モニターの向こうにも人間がいるわけですから。
ご参考までに。