アイス・バケツ・チャレンジが、ものすごい勢いで広まりつつあります。
アイス・バケツ・チャレンジとは、もともとは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)と呼ばれる難病の認知を高めるために行われたチャリティー活動です。(Wikipedia)
※ALS(筋萎縮性側索硬化症)についての詳細はコチラを
→http://www.alsa.org/donate/
もう知らない人の方が少ないのでは?
というくらい有名になっています。
アイス・バケツ・チャレンジ挑戦に指名された人は24時間以内に「氷水」をかぶるか、「100ドル寄付するかを選択する」という仕組みで、ミッションクリア後には次なる挑戦者3人を指名するといというものです。
海外の映画スターや海外の一流スポーツ選手だけの話かと思っていたら、あっという間に日本にも広まってきました。
昨日には、ついにロンドンブーツ1号2号の田村淳さんにまで回ってきたことがヤフーニュースにも出てましたね。
ちなみに、指名する3人には、プロボクサーの亀田興毅選手、大リーグの田中将大投手、相方の田村亮さんが指名されました。
これ、日本全国の普通に歩いている人たちさえも、氷水をかぶるまでいくのではないかと予想されます。
ただでさえ、お人よしの日本人です。
口コミなどの感染力はすごいものがあります。
指名されていなくても、フェイスブックやユーチューブに載せるような目立ちたがり屋さんも出てくるでしょう。
異常です。
このアイス・バケツ・チャレンジがいつから広まったかというと、今年の7月頃にALS患者を身内に持つ人が、草の根的に始めたものがソーシャルメディアで広まり、テレビなどのマスメディアが取り上げ、有名スポーツ選手がチャレンジしたところから始まっています。
あのフェイスブックの創業者、マーク・ザッカーバーグ氏はもちろん、そのマーク・ザッカーバーグ氏はマイクロソフトの創業者のビル・ゲイツ氏を指名しているのです。
※マーク・ザッカーバーグ氏
※ビル・ゲイツ氏(この映像はさすがですね)
ソフトバンクグループ代表の孫正義氏もFOXCONNのテリー・ゴウCEOからの指名を受けて氷水をかぶっています。
※孫正義氏
※ボブ・ロージャー氏(ディズニーCEO)
※トム・クルーズ
6人の人を介すれば、世界中の人と繋がれる
世界中の経営者や海外スポーツ選手だけかと思っていたら、もうかなり身近な話になってきています。
驚異的な広まりを見せるアイス・バケツ・チャレンジですが、日本でいう無限連鎖と呼ばれるねずみ講に近い形で広まっている状態です。
まさに、スモール・ワールド現象ではないかと思うわけです。
6人の人を介すれば、世界中の人と繋がれるという仮説「六次の隔たり」を、アイス・バケツ・チャレンジによって証明できているようにも感じます。
地球人口は約70億人とされていますが、その地球人口すべては6人の知り合いをたどることで、友達になることも不可能な話ではないと考えられますね。
数年前には、mixiでもスモールワールド現象に関しての検証が行われ、6人目で全体の95%以上の人数に到達できることが明らかにされたとされています。
今すぐ私のメルマガを3人に教えてあげてください
アイス・バケツ・チャレンジには何か懐かしい感じがして・・なんだろうなと記憶を掘り起こしてみると、昔流行った「不幸の手紙」「不幸のメール」「チェーンメール」です。
「この手紙を受け取ったら■日以内に●人に回さないと不幸が起こる」
「このメールを受け取ったら■日以内に●人に回さないと不幸が起こる」
この年代が当てはまる人は、心当たりがあるのではないでしょうか。
ねずみ講という無限連鎖が法律で禁止されているように、バイラルマーケティングの威力は凄まじいものがあります。Twitter、Facebookも連鎖をヒントに考えられた媒体です。
そのままネットビジネスに置き換えて考えると、
「今すぐ私のメルマガを3人に教えてあげてください」
と言ってもなかなか動いてくれません。
紹介営業でも、
「今すぐ私にお客さんを3人紹介してください」
と言ってもなかなか動いてくれないのと同じです。
ここでの、ポイントは2つ。
アイス・バケツ・チャレンジには突き動かす何かが必要です。
「動機」ですね。
もう一つ、有名人が取り上げてくれたからここまで早く広まったということ。「バイラルが起こる過程」です。
各業種でこの動機を突き詰めていくと、光明を見いだすことができるのではないでしょうか。