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匿名社会が個人を抹殺する誹謗中傷について考えてみた

誹謗中傷が原因で心を痛め、命を絶つ人が出てきました。ここではどこの誰と人物を特定した話はしませんが、各方面で話題になっています。やるせない気持ちでいっぱいです。

つい先日もこのような記事を書きました。

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私自身、ずっと前から危惧していることの一つです。インターネットの世界って気軽に発言できるし特に日本人は匿名社会を好む風習があるので、マスクをかぶった状態で誹謗中傷しやすい環境にあります。

私のように適当な人間なら受け流せるからいいですが、誹謗中傷と正面から向き合ってしまう人もいるのです。慣れていない人だときついかもしれないですね。

というのも、私も長らくインターネットを通じたビジネスをしている中で、当たり前かのように誹謗中傷を繰り返しそれを送りつけてくる人がいます。わざわざツイッターで捨てアカウントを作って送ってくる人もいれば、ブログのコメントでせっせとコメントしてくる人もいます。もう慣れてますが・・・。苦笑

今回の件でいうと、メディアによって作り上げられたイメージによって、当人が本当にそのような性格かのようになっています。いわば、ドラマで殺人鬼を演じた人がリアルでも殺人鬼だと言われているようなものと変わりません。

私も含めて、ビジネスが多少なりとも絡む以上はイメージ戦略というものがあり、ある程度の人物像が存在します。でも、本当はそうじゃないことのほうが多いのです。

陰口や悪口、誹謗中傷をする人は「それによって相手にダメージを与えることができる」と思っている人です。実際はほぼノーダメージなんですけどね。絶大な効果があると思っているからこそやっているわけで、誹謗中傷する人を相手にする時間のほうが無駄です。

さらには、匿名やニックネームだと特定されないと思っている場合も多いのですが、メジャーな場所に書き込んだ場合はほぼ特定が可能です。

誹謗中傷を書き込む人が許される世の中はつまらないですね。今回の事件を機に議論が深まっていくでしょうが、まだまだ日本は法整備が甘い上にネットリテラシーの低い人もいるので、なんでもかんでもアリだと勘違いするのではなく、最低限の責任を持って発言してほしいと思う次第です。

もし、あなたの周りにそのような人がいたら近づかないことが一番ですね。誹謗中傷を繰り返す人や陰口が好きな人は愚かな行為だと自分で気づくことはほとんどなく、さらには幸せを自ら遠ざけている(幸せを感じづらい性格に自ら作り上げている)ので、あなたにとってマイナスに影響することが多いのです。ストレートに表現するとサゲチンサゲマンです。

ZOOMでのテレビ会議やセミナーなども今でこそ当たり前のように使う人が増えてきましたが、これもまた匿名社会の恐ろしさがあります。

オンライン飲み会やオンラインお茶会ではカメラなしOK、音声のみOK、ラジオ感覚で聞くだけOKの開催もやっています。これはそれを前提として募集している場合には良いと思うのです。

ただ、私自身が開催しているウェブセミナーなどではカメラオンが必須です。カメラオンに出来ない人は参加をお断りしています。

普通に考えてみてください。セミナー会場でお面をかぶった人が椅子に座っていたら恐ろしくないですか。私も恐怖を感じますし参加している他の人も恐怖を感じるでしょう。リアルに会議室で会場を借りてセミナーをせずに、オンラインの場所を移したというだけで本質は変わりません。

当然、セミナーでは顔が見えた方が相手の反応がわかりやすいといった目的もあります。また、内容によっては開始直後の顔合わせだけビデオオンでその後は自由にすることもあります。

現在は働き方も変わってきていて、オンライン面接から始まり、すべて在宅で仕事をして、データはインターネット上でやり取りすることも当たり前になってきています。

もしその会社を受けようとしてオンライン面接をするときに面接官がカメラオフ、あなただけがオンにしないといけないような会社があるとしたらめちゃくちゃ怖くないですか。オンラインじゃなく、実際に来社して面接するときに覆面をかぶったマスクマンの面接官が目の前にいる状態と一緒ですよ。私ならそっとZOOMの退出ボタンを押してその会社に入社することはないです。

ここで伝えたいのは、リアルの世界に置き換えると異常に感じることであっても、ネット上だとその感覚が麻痺しやすいものだということです。

それでも、人間ですから愚痴や誹謗中傷したくなるような感情を持つこともあるでしょう。決して幸せではないにせよ、マイナスな気持ちになることもあります。ただ、それを書き込みという行動に移して表現することがどうなの?と。

数年前に比べて SNS が及ぼす影響は大きくなってきています。ふとした書き込みが大量に拡散され、それを見た人がその言葉通りに信じ込み、数の暴力によって物事が支配されやすい世の中です。

その書き込み一つが人の命を奪うこともあるって事を認識しながら発言には責任を持ち、いくらニックネームだとはいえ特定されていることを前提に書いているということを再度認識したいと感じました。

「コトバの大切さを実感しながら日々精進しています」
これを私はメルマガの署名欄にいつも書いていますが、言葉って大切かつ難しいものですね。

こんなの書くと、またやられるんだろうな。苦笑

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サイト「インターネットビジネスの世界」運営者。ビジネスプロデューサー、著述業。メルマガやブログを書きながら、好きなことをしてのんびりと生きています。