ブログの記事更新は「どのぐらいの頻度で書いたら良いのか」についてはしばしば議論が行われます。私もこれまでに何度か更新頻度については言及してきたことがあります。
結論から言うと「毎日書く」です。
一週間に一度の更新で良いなどと述べることもありますが、それらはあくまで「毎日書く」の妥協案です。何かを成し遂げたいと明確な目標をもってブログを運営しているなら、なおさら毎日書くことがベストです。
毎日更新することで記事数は増えますし、アクセス数も増えやすくなります。 これは誰が考えても分かりますよね。ただ、それ以上に目に見えづらい大きな理由もあります。
毎日記事を書かずに間をあけてしまうと、記事を書く際に余計な力が入ります。そして、その空回りにも近い余計な力の入った文章は不思議と読み手にも伝わってしまうのです。間を空けてしまうことで感覚を少し忘れてしまうと言えばわかりやすいかもしれません。
さらには力を入れて一生懸命書いた記事が期待するような反響を得られないこともある一方で、力を入れずに15分程度で書いた記事が大きな反響を呼ぶこともあります。
記事の価値を判断するのは読み手である読者です。
書き手が「この記事を読んでほしい」と思うものと、読み手が「この記事を読んでよかった」と感じるものには隔たりがあるのは当然です。
反響のある記事というのはその価値を良くも悪くも認められたことにもなりますが、それをコントロールするのは相手ありきの話になるので至難の業。つまり、書き手が百発百中で反響のある記事を書こうと意気込むのは難しいのです。
野球で例えるなら、10回の打席のうち10回すべてヒットが出なくても、4回ヒットが打てれば超一流なわけです。ブログ記事を書く立場でいうと、アウトになってもいいからコンスタントに打席に立ってバットを振り続けることしかないと思うのです。
また、毎打席ホームランを狙って大振りするのではなく、ヒットの中からホームランが出るのと同じように結果的にホームランになったと考えるほうが良いのではないでしょうか。(これは記事の更新に関してだけでなくビジネスに取り組む際にもよく例えられます)
なので、不定期更新で気合を入れて記事を書くよりも、少し力を抜いて8割くらいの記事でも構わないので間を空けずに書くことが大切で、そのために毎日書くことが効果的です。
特にブログを始めたばかりの人やこれまで不定期更新していた人などは、毎日書くことに慣れていないうちは大変な作業に感じるかもしれません。それでも作業する時間を決めて定期的に更新していくうちに習慣化してきます。
習慣化することによって作業自体が苦痛に感じなくなり、苦痛に感じなくなると余裕が出てきます。その余裕でテーマを練り直したりアクセスを見て分析したり、次の段階へステップできるものです。
人それぞれ考え方や方針は違うでしょうが、私は「はじめのうちは質より量。その量から質が生まれるもの」だと考えています。
修行僧のように一記事で数万文字を毎日書いたり一日何度も更新する大量の記事数をこなせというわけではなく、コンスタントに毎日更新したほうがいいよねって話です。
この分野で評価をもらいたいと考えているなら、最低限として毎日更新くらいはできるのではないかと。テキストに限らず音声投稿や動画投稿も同じです。
私も「毎日更新しなくていいよ」とか、「週に一度くらいでいいんじゃない」なんてことを述べることもあります。これは活動自体をやめそうなくらい弱っている人に向けて、非常に優しい初歩的な言葉をかけているだけであって、目標がありモチベーションを高く保っている人から「どの頻度で更新したら良いのか?」の問いに対しては例外なく「毎日更新」だと回答します。活動自体を辞めてしまっては元も子もないですからね。
毎回ピッチャーゴロでも日々打席に立ちバットを振り続ける。これを意識しましょう。