メルカリで2019年4月1日の正午よりメルカリ便の配送料金が一部値上げとなります。これによって影響を受ける出品者も多くいるようです。
実際にメルカリ便の配送料がどのくらい値上がりするのか、そしてその影響や対策について考えてみます。
いつからメルカリ便配送料の値上がりするのか
メルカリ便の配送料が値上げするタイミングは2019年4月1日の正午以降に購入された商品から適用となります。
つまり、2019年4月1日午前11:59:59以前に購入された商品には値上がり後の料金ではなく「旧料金」が適用されます。この正午というタイミングで切り替わるようですので、それまでに購入手続きを済ませているなら「旧料金」で、それ以降なら「新料金」となります。
改定後のメルカリ便配送料はどのくらい値上がりになったのか
では、実際にメルカリ便の配送料がどのくらい値上がりとなるのでしょうか。旧料金と新料金の変更点は下図のようになっています。
- らくらくメルカリ便 ネコポス(195円):料金据え置き
- らくらくメルカリ便 宅急便コンパクト(380円):料金据え置き
- らくらくメルカリ便 宅急便(各サイズ):各サイズ料金100円値上がり
- ゆうゆうメルカリ便 ゆうパケット(175円):料金据え置き
- ゆうゆうメルカリ便 ゆうパック(各サイズ):各サイズ料金100円値上がり
宅急便とゆうパックの各サイズがそれぞれ100円の値上がりとなっています。
メルカリ便の値上げによる影響と対策
メルカリ便の値上げに対する販売者側の対策として考えられるのは、単純に商品代金の値上げです。送料が100円変われば100円値上げせざるを得ないといった状況となります。
特にメルカリでは商品を低価格(薄利)で販売されていることが多いので、送料の値上げとなるとそのまま販売者(出品者)の利益に直結します。
ただでさえ、メルカリは値引き交渉してくる人が多いです。そう考えると値上がりした送料分も視野に入れた商品価格の設定が必要となるでしょうね。
メルカリ便の値上げは、自宅の不用品を処分したり、少額商品を数多く出品していた人にはかなり痛手となります。
例えば利益が100円~300円の少額商品などで数多く個数をさばくことで利益を確保していた人からすれば、100円商品代金を上乗せすることによって売り上げが下がってしまうことも考えられます。
だからといってそのまま値引きせず運営していると赤字になったり、利益がまったくでない状態になり、販売(出品)する意味がなくなってきます。ある程度の利益を確保するためにも、商品を値上げして出品しておくようにしましょう。
まとめ
今回はメルカリのメルカリ便に着目しましたが、昨今の配送業者の過酷な勤務状況を考えると配送料の値上げ自体は仕方ないものだと思います。
ただ、利益ギリギリでやってきた人からすると100円値上げとなるだけでもかなりの影響を受けることは確かです。販売者は値上がりした配送料の分を、どこで回収するのかを考えていかないといけません。
また、購入する側も100円値上がりしたということを踏まえて値引き交渉すると親切ですね。
つい先日、メルカリは「メルペイ」と「LINEpay」との業務提携を発表しました。これによってお互いのサービス利用者が、双方の加盟店で利用できるようになります。そのため、これまで以上にメルカリの利用者も増えることが予想されます。
「出品するとすぐ売れる」「商品を安く手に入れることができる」といった特徴があるメルカリです。今後も販売者も購入者もお互いにメリットがあるような形で利用できることがベストですね。