先日、YouTube動画で荒稼ぎという話をしたところ、どんな単純なコピペ手法をしているのか?
と、望んでいない質問を複数いただきました。
そっちじゃないのにな・・とは思うのですが、ウケが良かったので続きをサラッとお話しします。
参考程度にどうぞ。
動画で荒稼ぎ?
まずはアクセスを集めることが条件です。
アクセスというか「チャンネル登録」ですね。
チャンネル登録させるメリットは割愛しますので、ご自身でググってください。
- トレンドニュースに適当な字幕を入れただけ
- 手抜きの場合は、画像のみに適当な字幕で解説
- 閲覧されそうなタイトルやキャプチャで釣る
- 人気動画やテレビ映像をガチでコピペ
- ありきたりな笑える動物ネタ(犬やネコ等)
というものが多いです。
アドセンス広告を連動させるか、誘導URLを動画詳細の紹介欄や映像に埋め込んでいます。
さすがにスパム的な低レベルな動画でアドセンスを掲載する無知な人は少なく、誘導URLを載せている人がほとんどです。
と、ここまでは誰でもできます。
しかし、詳細欄にURLを載せていてもほぼURLをクリックされることがありません。運よくクリックされページ先に移動しても、すぐ閉じられてしまうのがオチなわけです。
なぜかというと、「属性」が違うから。
ネコの動画を見て癒されたい人なのに、「怪しげなお金の臭い」がプンプンするサイトページにいきなり飛ばされても、一切反応が得られないのは当然です。
「あれ、反応がない、おかしいな!?」
と思った真似をして始めた人たちがとる行動は、さらなる動画の量産体制に取り組みます。
これ、動画界の底辺の底辺と思われる方法です。
昔のコピーサイト量産と同じ考えです。
中途半端に知識がある人は違うことを考えます。
「もっと効率よく登録してくれないかな」
・・・と。
そこで、展開される以下の2パターン。
メモ
■【パターン1】半ば強引に動画を見せる!
大量の人気が出そうな動画ばかりを量産して、何十個に一つくらいの割合でビジネス系の動画を混ぜる。
これは、チャンネル登録がカギになるので、日頃はチャンネル登録への誘導が命!というケースです。
サブリミナル効果でも狙っているのでしょうか!?
メモ
■【パターン2】映像終わりに強引にぶっこむ!
10分の動画だったらラスト1~2分に案内画面をぶっこみます。「ゆーちゅーぶで稼ぐ方法があります」と。どちらにしても、誰でもできてしまうので、外注を雇って量産するケースも多いようです。
間違ってもオススメはしていないです。
あまりこれ以上深く掘り下げていくと、ほんとに真似する人が増えると困るのでこのくらいにしておきますが。
なぜ、こんな話をしたか?
なぜ、こんな話をしたか?
と言いますと、、、スパムと非スパムは表裏一体の部分があって王道と呼ばれる正当なビジネスモデルであっても極悪な手法との違いは薄皮一枚の隣りあわせ状態なのです。
陰と陽の関係に非常に良く似ています。
つまり、陰の部分を知っておくことでより王道の手法が活きてくるわけです。
インターネットビジネスで稼ぐことや動画コンテンツのノウハウという部分で、陰と陽をうまく使い分けていくことです。
プレゼンテーションの手法の一つに、「価値観を上げる」という作業があります。厳密にいうと「理解してもらう」なのですが、誰でもできる技なので盗んで身に付けましょう。
価値というのは人それぞれに感じ方が異なるため、その価値をわかっていない人に対しては、はじめに理解してもらう必要があります。
川越シェフのミネラルウォーター騒ぎからしばらく経ちますが、あれも価値観の相違が招いた騒動です。
高級レストランなら数千円の水でも、コンビニで買うと100円程度で買えます。もし、砂漠のど真ん中だったら、水が1万円以上の価格でもおかしくありません。
誰しもが認めるような圧倒的な価値があるなら話は別です。
ダイヤとか金などの貴金属や鉱石に関しては、世界の誰しもが希少価値があると認めているからこそ世界共通で価値の基準となる金額があります。
普段の生活や通常のビジネスでは、価値というのは曖昧であることが普通です。
特に情報と呼ばれるもの、コンテンツに関しては、価値の基準が明確にわからないことが多いため、コンサル面談30万円と聞いて高いのか安いのか判断がつかないことがしばしばあります。
そのため、価値を理解してもらうという作業がモノやサービスを販売するにおいて重要になるわけです。
ユーザーに価値を理解してもらい、価値観を上げる作業ができていれば、あとは金額の提示を工夫するだけです。
よく見かける表示で言えば、
「59,800円→今なら14,800円」
「一つ買うと、今ならもう一つ付いてくる」
といったものです。
10万円くらいの価値を想定していたものが、半額近くの59,800円だと安く感じますし、さらに即決購入なら想定価格の1/10の価格です。
この価値観の操作を身に付けることができれば、お客さんは喜んで買ってくれるようになります。
「じゃ、実際どうすればいいの?」
という、答えを見つけていくわけです。
角度を変えて見ることができれば、一つのものから多くのことが吸収できます。
カラカラになるまでアウトプットすることで、スポンジのように貪欲にインプットできます。
もし、情報を詰め込みすぎてお腹一杯、これ以上吸収できない滴れ落ちるくらいの状態なら、アウトプット量を増やすことで新しい知識の入るスペースが空くでしょう。