何かに失敗することの原因の一つとして「見誤る」ことがよくあります。
見誤るというのは力量のことで、相手の力量を見誤ることで失敗することもあれば自分の力量を見誤ることで失敗することもあります。
五輪の予選でこのくらいは大丈夫だろうと思って決勝に向けて少し力を抜いたら予想以上に他の人が結果を出してしまい、結果的に予選落ちしてしまったなんてのもありましたよね。
相手の力量を見誤るのは油断も含んでいるでしょうから原因に気づく人も多いのですが、自分の力量を見誤って失敗する人は自分の力量を見誤ること対して気づいていないことも多いです。
つまり、自分の力量を超えた身の丈に合わないことをやってしまえば失敗する可能性は高くなるってことです。過大評価ってやつですね。
無謀なチャレンジによって失敗するのは同然ですよね。そもそもできない可能性が高いことに立ち向かっているのですから。反面、過小評価しすぎると得られるものが少なくなってしまうので、これもまた成功からは遠ざかってしまいます。
有名な孫子の兵法でも「敵を知り、己を知れば百戦殆(あや)うからず」の言葉があるように、相手の力量を知るのはもちろんのこと自分の得意・不得意や力量についても理解しておかないと、ですね。
自らの力量を正しく把握して、その中で出来ることを精一杯全力で取り組む。その経験の繰り返しによってまた自らの力量を大きく強いものになり、出来ることの範囲が広がっていくのです。
「敵を知り、己を知る」
それでは