商談がうまくいかない、プレゼンが苦手、セミナー講師としてうまく伝えられない。そんな場合は、全身を使って表現してみるとこれまでに無い結果が得られることがあります。
営業マンや経営者であれば、商談やプレゼンテーションの機会があると思います。人と対面して話をするときに重要なのは、「手を効果的に使う」ことです。
私はテーブルを挟んで座って商談をおこなう場合、両手をテーブルの上に置いて商談をします。
本来、私たち日本人は、手を置くことは行儀の悪い行為とされています。商談においては、心理的にも手のひらを相手に見せることで、警戒心を無くして安心感を与える効果もあるのです。
余談になりますが、特に欧米人と商談するときには必ず手を置きましょう。
- 銃を持っているのではないか?
- 盗聴器を持っているのではないか?
- テーブルの下でサインを送っているのではないか?
このように勘違いされることもあるわけです。
プレゼンテーションで多くの人の前で話すときも、手を効果的に使うことが重要です。講師の経験がある人やセミナーを自ら開催したことのある人はご存知でしょう。
わざと片手をポケットに軽く入れて話をすることで、余裕を感じさせることができるだけでなく、リラックスした雰囲気を作ることができます。
惹き込まれるプレゼンテーションができる人は手の使い方や体の使い方がうまい
私自身も商談やプレゼン・講義をするときに、非常にお手本にしている人がいます。
それはアップルの故スティーブジョブズ氏です。
昔からプレゼンの天才と言われていましたが、彼を超える人はこれまで見たことがありません。日本ではソフトバンクの孫氏が素敵だと感じます。
ジョブズ氏のプレゼンテーションを見ていると、話し方・構成だけでなく、全身の使い方も参考するべきことが多いのです。
中でも、商品を見せるときに胸元や顔の近くなど、体に近い場所で見せていることが特徴です。
特にこちらのiPhone発表時のプレゼンは鳥肌が立ちました^^;
※体の使い方、手の使い方に注目です。
商談というと、トークだけに磨きをかける人がいます。いくら商品が良くても、素晴らしい説明ができても、表現力に乏しいなら魅力を伝えきることができません。
プレゼンは商品の説明するのが仕事ではなく、欲しいと思ってもらうことが目的ですので、どのように「魅せるのか?」が重要になるわけです。
商談がうまくいかない人は、参考にしてみてください。