自由な時間が少し取れたのでこれまでの自分を振り返っていました。一年前はどのような考え方で、三年前はどのような行動をしてたのか。また、そしてどのくらいの成長があったのかなどです。
過去に数年間毎日休まずメルマガ配信をしていた時期があるのですが、その中で2014年1月18日にこんなメルマガを出していました。
件名「狙う市場はきちんと見極めることができていますか?」
↓↓抜粋ここから↓↓
市場に対しての着目点、付加価値の提供によっていま取り組んでいるビジネスが大きく展開できるかもしれません。
今回は仕掛ける市場(マーケティング)について。
マーケティングとは主に消費者の集まりのことを指します。つまり「市場」と呼ばれるものです。
ビジネスを仕掛ける際には、この「マーケット」に対してアプローチするわけですが、「今現在でサービスを購入している人たちだけが市場と呼ばれるものではない」ということです。
どういうことかというと、将来的に購入する見込みのある見込み客や、潜在客も含めて「市場」として捉えることが重要なわけです。この意味を理解することでアプローチする層や市場規模を正確に把握することができます。
やはり上場企業と呼ばれる会社の多くは、マーケットを正しく見極めてアプローチしています。専用の部署があってそれが仕事なわけですが、個人的も感心するようなことが多いのです。中小企業・個人レベルにも落とし込んで見習っていきたいところです。
例えば、「携帯電話の市場」
当初はビジネスマンを対象として携帯電話が登場しました。つまり、対象は「大人」と考えられていたわけです。
今では年齢層に関係なくほとんどの人が持っています。そして、小学生さえも見込み客として捉えたのです。防犯ブザー付きの携帯電話が代表的ですね。
「いざという時のために子供にも携帯を」と言われれば、親はついつい持たせてしまいますよね^^;
外回りの多い営業マンだけを対象にしていた携帯市場がニッチな市場じゃなくなったということです。
今回なぜこの話をしたのかというと、「今あなたが紹介している商品(サービス)は、厳しい層だけにアプローチして競合に巻き込まれていませんか?」
について考えてほしいからです。
同じ商品でも上記のように付加価値をつけて提案することで、潜在的なニーズを掘り起こすことも可能です。
いま、思うように収益が得られていない人は、再度市場について真剣に考えてみると良いかもしれません。
↑↑抜粋ここまで↑↑
メルマガに顔文字なんて入れちゃってるやばいやつです。
(今も変わらないけど)
当時は死ぬ気でやっていたけど今は?
2014年頃といえば「メルマガ3誌、Twitterは数アカウント、サイトは5つくらい、ブログは2つ」を毎日毎日死ぬ気で更新していた頃だと思います。
Twitter とサイトの数があやふやなのは、今すでに存在していないものがあるので不確かなのですが、定期更新していた最低の数でもこのくらいでした。
メルマガ、ブログ、SNSは当然毎日。サイトは開設当初に100記事程度をぶっこんだ後は1週間に一度くらいの時間差で定期更新。メルマガは3誌の内、日刊配信と週2配信と週1配信。
今もし、その作業量をやれと言われたらできないかもしれません。
いや、やらなければいけない状況であればやるでしょうが、なるべくやりたくないのが本音です。
当時は、周りの人もこれくらいの作業量は当たり前でした。その時期に成功していた人たちをみると、(当然なのですが)私に比べて作業量も少ないをの見て「いいなあ」と思いながらも、がむしゃらに取り組んでいたような気がします。
仕事に行っている時期もありましたから、仕事から帰って寝落ちする寸前まで作業をしたり、休みの日は早朝から深夜までひたすら作業をしていたこともあります。
今の段階ですでに結果が出ている人は「効率化云々」の話をします。私もつい言ってしまいがちです。しかしながら、それは結果が出始めてからの効率化であって、ゼロの状態では効率化もクソもないって思いは今も同じです。
不思議とその当時周りにいた業界の人たちがめちゃくちゃ作業する人たちで、一日に何記事も書くことは当たり前なのだと思い込んでいました。私としては結果的に良かったです。
何が良かったかと言うと、限られた時間の中で数多くの作業を捌かなければいけない場合、どうしても無駄な作業や行動を減らさなければ時間が足りません。
ここでようやく「効率」を考え始めます。
デスクに向かうときはひたすら原稿を書く作業やパソコンを使わないと出来ない作業をする時間に。移動中やスキマ時間にネタ探しとネタのストック。食事中には情報のリサーチや書籍など。
そう考えると、今の自分はめちゃくちゃ無駄だらけですけどね。反省。
今のようにネットや YouTube などで簡単に情報が手に入る時期ではなかったので、情報商材を購入しひたすら読み込み、実践して試していくことしか方法はありませでした。今考えるとその環境の方が良かったのかなとも思います。
今だとどうしても情報が溢れているので、ネットで調べたり YouTube 動画を見ただけで何か分かったような気になり、実際に行動が伴わないなんてこともあるでしょうから。
結局のところノウハウを得られたとしても、そのやり方で成功をしたのはノウハウ提供者本人であり、それが必ずしも自分に当てはまるとは限りません。なので、「本質は何か」を押さえながら自分のキャラクターや自分に合う方法を何度もテストして失敗のデータを積み重ね、消去法で成功に近づいていくしかないんですよね。なんか泥臭いですけど。
だからといって、この方法ややり方を誰かにやってほしいわけでもないし、押し付けるつもりもありません。それは自分で考えて好きに選択すれば良いのではないかと。
ただ今でも言えることは、自分より成果を出している人以上に行動したり努力しないと、追いついたり追い抜くことは絶対にできないということです。
流行りの動画業界でもYouTubeに参入してYouTubeでトップクラスの領域に入りたいならば、最低限でも毎日投稿は必要になりますよね。トップクラスの人たちが毎日動画を投稿しているのに、無名のあなたが毎日投稿しないなら追いつけるはずもなく。
さらには YouTube なんてグーグル先生のお膝元にあるので、めちゃくちゃ頭もいいです。ずっと同じ人の動画を見ていた時期があったのに、いつのまにかトップ画面に表示されなくなった経験もあるかと思います。
表示アルゴリズムによって最適な関連動画が表示され、ふと提案されて面白いなと思った別の配信者をクリックして動画を何本か見始めると、元々見ていた配信者の表示回数がどんどん少なくなります。
毎日更新をしていないあなたがそんな場所へ表示されることはないのはすぐに理解できると思います。毎日何本か動画を投稿して反応の良い内容の動画を広げていき、反応の悪い動画を減らしていく。めちゃくちゃ単純かつ基本的なことですが、これに尽きます。ブログも同じ。
趣味でやってるだけならいいです。
そうじゃなく、ある種のビジネスとして取り組んでいたり、アクセス数やフォロワー数などを含めた成果を求めているなら、それなりのことはやらないと結果なんて得られるはずもないですよね。(趣味を言い訳に、結果から目を背けるのは論外)
私も今の数字や数値は、今の自分の作業量と力量が表面化しているものであって、まだまだ努力が足りないと反省すべき点もたくさんあります。
有名人なら1ヶ月に1記事でもいいでしょうが、それ以外の人は到底無理です。気が向いた時にだけ書いているにもかかわらず、「なぜ私の記事を読まれないんだ」と嘆いても仕方ない。
ブログやアフィリエイトの世界でもたまにいるんですよ。
たった100記事でアクセスが来ないとか収益が出ませんとか。
「どんな夢を見ているんですか?」というレベルです。
ほんの100記事でアクセスが大量に集まって商品やサービスがガンガン売れる、ブロガーとしてアドセンスで数十万円を得られて生活できる。なんてあり得ないです。1000人に一人くらいそういった天才が出てくるのでしょうが、それを夢見ているのは愚かです。
一年間休まず記事を書いたとしてもたったの365記事ですよ。これでようやくアクセスも安定してくるギリギリの規模だと思います。
とはいえ、初めて情報発信をしたり記事を書くことに慣れていないうちは、更新すること自体がきつく感じてしまうこともあります。要するに、定期的に継続できないということです。定期的に継続というのは、毎日更新でなくても定期的に記事を書くということです。
情報発信や記事を書くこと自体を楽しいと思えるようになれば、自然と書くことが習慣化され、余裕ができてくるとテーマやキーワードなどを絞り込んで訪問ユーザーを意識した文章を書けるようになります。
書くこと自体を楽しいと思えるようになるために一番効果的なのは「アクションをもらうこと」です。読み手からアクションをもらえるようになれば、次も書こうと思いやすいです。
読み手からもらえるアクションといえば、スキ(いいね)やコメント、SNSやnoteならフォロワー増加などでしょう。金銭的なサポートもそうですね。書いた記事に対してアクションをしてもらえることだけでも、記事を継続して書くためのモチベーションにもなります。
自然とアクションしてもらえる人が集まればいいですが、そうなるまではアクションをもらえる環境に身を置いて習慣化を身につけることも一つの方法だと考えています。
→モチベーションが保てず困ったときはこちらを活用してください
情報発信や自己表現においてテキストはすべての基本になります。いくら音声や動画が流行っているとはいえ、その元となっているのはテキストです。テキストを声で表現したり映像で表現しているのですから、テキストにまとめることを習慣化することができれば今後 Web サービスがどのように変化しても対応することができます。
今回、自分の昔のメルマガを見て思うことや考えることがたくさんありました。
昔に出来ていたことややっていたことが今は出来ていなかったりラクをしていたり。作業量を極端に減らすのはだめですね。量がないと質が落ちていきます。
また、効率化を求めてしまうことにより、結果的に遠回りしているケースがあることにも気づきました。スタート地点とゴール地点を知っているから最短距離で行くことを繰り返せば良いんじゃない?って。
でもそれって違う。
スタート後からの過程があるからこそのゴールであって、過程が重要なのに繰り返すうちにそれを忘れてしまって、すっ飛ばして考えてしまうこともありました。そりゃうまくいかないのは当然。
- 100万円は1円が100万枚積み重なるからこそ得られるもの
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何事も同じですね。
はじめから効率や質を求めるのではなく、習慣化と量があるからこそ質が高まる。
日々精進することが大事だと思う次第です。