デジタルコンテンツ(PDF・音声・動画・オンライン講座など)を販売する際、どのプラットフォームを使うかは売上に直結する重要な選択です。
とくに無料プランを使う場合、手数料の違いが長期的に大きな差を生みます。
本記事では、STORES・BASE・MOSH・Squareの4つについて、無料プランを前提に手数料やその他コストを徹底比較します。
これから販売を始める方はもちろん、すでに販売していて「もっとコストを下げたい」と考えている方にも参考になる内容です。
STORES(ストアーズ) — フリープラン
初期費用・月額費用:0円
決済手数料は5.50〜6.50%とやや高め。さらに振込手数料が275円かかり、売上が1万円未満の場合は事務手数料として追加で275円が差し引かれます。
特徴
- ショップ作成が簡単でデザインも自由度高め
- 振込時に手数料負担が大きくなるケースがある
- 手数料率は4サービス中もっとも高め
BASE(ベイス) — 無料プラン
初期費用・月額費用:0円
決済手数料は3.6% + 40円/件。さらにサービス利用料として3%がかかります。たとえば10,000円の商品を売ると、合計で約6%前後のコストになります。
特徴
- 小規模から始めやすく、拡張アプリも豊富
- 手数料はSTORESより低め
- 1件あたりの販売額が小さいと「+40円」が効いてくる
MOSH(モッシュ)
初期費用・月額費用:0円
決済手数料3.5%に加え、サービス利用料3% + 99円/件。たとえば10,000円販売なら、合計で約6.5%+99円の手数料がかかります。
特徴
- オンライン講座やデジタル配信向けに特化
- スケジュール予約やメッセージ機能が便利
- 単価が低いと99円固定費が負担に感じやすい
Square(スクエア) — 無料プラン
初期費用・月額費用:0円
決済手数料は3.6%/件のみ。シンプルで追加のサービス料なし。
特徴
- 手数料体系がわかりやすく、予測しやすい
- 物販・イベント・オンライン販売を1つのアカウントで対応可能
- ネットショップ機能はややシンプル
4サービス手数料比較表
サービス | 初期&月額費用 | 決済手数料 | その他手数料 |
---|---|---|---|
STORES | 0円 | 5.50〜6.50% | 振込手数料275円/売上1万円未満は事務手数料275円 |
BASE | 0円 | 3.6% + 40円/件 | サービス料3% |
MOSH | 0円 | 3.5% | サービス料3% + 99円/件 |
Square | 0円 | 3.6% | なし |
※本記事は無料プランでの一般的な手数料をまとめています。決済方法・キャンペーン・仕様変更により変動する場合があります。最新の公式ヘルプもあわせてご確認ください。
まとめ
- STORES:デザイン性・機能性は高いが、手数料がやや高め
- BASE:アプリ連携や拡張性に優れるが、小口販売だと固定40円が響く
- MOSH:オンライン講座・配信に強いが、99円の固定手数料に注意
- Square:もっともシンプルで低コスト、ただし機能は最小限
「コスト優先」で選ぶならSquareかBASE、「機能やサービスの幅」を重視するならMOSHかSTORESがおすすめです。
販売スタイルや商品単価によって最適な選択は変わるため、まずは無料プランで試し、使いやすさと売上に対する手数料負担のバランスを見極めていきましょう。