ライティングセンスと聞いて、あなたはどのようなことをイメージするでしょうか。
- 魅力的な文章を書く人
- アクセスの集まるような文章を書く人
- 商品やサービスを売るための文章を書く人
特に決まった定義や決まった枠組みに収めるつもりはないですが、本日は商品やサービスが売れまくる文章を書いてる人についての話です。
ライティング能力に優れた人がセールスレター文章を書いたら、商品やサービスが売れまくるということが本当にあるのか?
この問いに関してストレートに回答すると、本当にそのような人は実在します。
冒頭でこのようなことを書くと、何か怪しげな雰囲気が漂ったり何か売られそうだと身構える人もいますが、何も販売していませんので安心してください。
また、残念ながら今回の売れまくる文章を書いている人というのは私ではありません。
なぜこのようなことを書いたかというと、その人はライティングセンスがずば抜けて私とは異なるなと感じるからです。
私もインターネットのビジネス業界に入ってから運良く何年も生き残れているわけですが、それでもその人にはセールスライティングという部分では敵いません。もう10年以上の付き合いになるのですが、この差は努力でカバーできるものではなくそれ以上にセンスの違いがあるなと思うのです。
現在手がけているプロジェクトのいくつかでその人が携わっているのですが、基本的には参加してもらっているプロジェクトのセールスレターライティングをお願いしています。そして、その人が書く文章は私が書くよりも成約率が断然高いのです。
ネット上にはびこる、なんちゃってライティング技術などではなく、実際に売上という目に見える形です。
売上ベースでだいたい一商品でウン百万円くらい。過去には一商品で1000万円を超えたこともありました。頼もしい限りです。
業界には当然ながら上には上がいて、一撃数千万円の人も知っています。すごい…
私が思うセールスレターやライティングでこの人すごいなぁという日本人は片手で数えられるくらいですが、その中の一人に入れたいくらいです。
顔出しして名前も出して情報発信して、ブランディング構築しながら数百万円単位の売り上げを出す人は多いですが、その人は顔出しもせず名前も出さず情報発信すらやらない。
これまでに自社セミナーに登壇してほしいと何度かお願いしたこともあるのですが、動画も嫌だし声も出したくないと。泣
私がインタビューしたものをテキストに書き起こすか、ノウハウとしてまとめることくらいしかできないのですが、本人はどうやらそれも面倒だからとなかなかやってくれないのです。
まあ、普通に考えたら面倒ですよね。なんのために人にそれを教えなきゃいけないの?って思うのは当たり前の感覚だと思います。別にお金には困ってないわけですから、わざわざ嫌なことや面倒なことをやる必要がないのも理解できます。それ以前に、絶え間なく書き続けているので時間の確保が難しいというのもあります。
じゃ、どのようなライティング手法なのかというと、書き方にテンプレートがあるわけでもなく、これといって再現するために言語化するのすら難しい状況です。
私にとっては読みづらいなぁと感じることもあるのですが、本人はそれを譲らないしそれで売れちゃうのでそれ以上に私も突っ込まない。
ただ、商品やサービスのセールスレターライティングはバカ売れなのですがメルマガだと反応が弱い。そのため、その部分は他スタッフが書いたり重要な場面では私が書いてます。
この違い、なんなんでしょうね。
これをセンスとして片付けるのもどうかと思うんですが、言語化して一言でまとめられるほど単純ではないのです。(本人もそう言ってる)
そういうこともあり、可能なら直接その人に登壇してもらって聞き手が何かを感じてもらう方が早いと思うので、私がインターネットビジネスを引退する前までには一度そういう場に立たせたいと目論んでいます。
今日は何が言いたいかっていうと、そのような凄い人がいるよとか、セールスレターライティングでめちゃくちゃ稼げるよ、という話をしたいわけではありません。
多少なりともセールスレターやライティングに関してはセンスが関与する部分もあり、まったく同じものを真似しようと思っても難しいということです。細かいテクニックや大枠の組み立て方は説明出来たとしても、それで売れるようになるなら、みんな売れてます。
そこではない感覚の部分。その人の経験から培われたライティングの感性をうまく汲み取って、ライティングは自分のオリジナルなものを形成していくのが大事だと思う次第です。
よく冗談で、その人が何かのはずみで亡くなるようなことがあれば、私の売り上げは一気に減るから体には気をつけてねと話しています。逆に私には、私が居なくなることで、いくらいいものを書き上げても販売する戦略が立てられないから死なないようにしてくれと言われています。
会社を設立して大人数で運営しようなんてのはもう思わないですが、少人数で進めていくプロジェクトはこれからも継続していくでしょうし、これからの時代は強い個人同士が結びついて少人数プロジェクトが盛んになっていくのではないかと考えています。
その時に生き残れるよう、現時点での自分の能力を客観的に理解して足りないスキルを補うために学んだり、伸ばすべきスキルは徹底的に磨いておくといいですね。
それでは