「○○が9割」なんて言葉が少し前に流行りましたが、本日はそれに似たような話をします。
このようなツイートをしました。
https://twitter.com/4opito/status/1315566476938473477
事前申請で拒否されてる部分をカットして、突然演説中止の部分だけにフォーカスして表示する。同じ事実がそこにあっても、情報をどう見せるかによって与える印象や見た人の受け取り方はまったく異なるという典型的な例。
そう、あの件です。
題材にしたかっただけなので実際に演説中止や大阪都構想に関する是非はどうでもよくて、ここで言いたかったのは情報は見せ方の工夫次第で受け取り手の印象は変わるということ。
ビジネスやプロモーションに置き換えると、同じ事実であっても表現やカットによって与える印象をどちら側でも見せることができます。
よくあるマスメディア印象操作の手法と同じですね。
どうしてもそれだけを見て判断する人が多いですからね。テキストだけよりも音声や映像も合わせて流すとより効果的です。そこにある事実は同じなのに、見せ方ひとつで変わるので不思議なものです。
もうちょっとこの場に合った形に落とし込むと、
「公開後24時間で、すでに30人以上の方に購入して頂いている商品です!」
よくあるケース例。ネットやnoteでもよく見ますよね。
「フォロワーは500人いますが、450人近くの方には完全スルーされている有料記事です!」
とは書かない。当たり前ですけどね。
このあたりの表現がうまくなれば人を惹きつけるようになります。もちろん、この話はセールスだけではないですよ。
多くの人に見てもらえるような記事タイトルを考えるときや本文を読んでもらうための導入文(リード文)にも役立ちます。
事実をねじ曲げて伝えるのではなく、相手に何を伝えたいのか、どんな印象を持ってほしいかを考えていく。これも表現者として重要なスキルの一つではないかと思う次第です。