これまで不動産投資、FP、保険業務など金融に携わってきたこともあって、メルマガやブログでもお金をテーマにして話すことがあります。
お金を稼ぐことが人生の目的ではないしゴールでもないと思っています。お金で何もかも手に入るとも思っていません。お金が無いと豊かな人生を送れないのかというと、案外そうでもないです。
ただ、お金があれば様々な選択肢が広がります。
日本ではまだまだお金について考えたり話したりすることがタブーのように言われています。「お金を稼ぐ」「投資する」と発言すると、まるで銭ゲバかのような目で見る人もいるのも事実です。
これらの風潮もあってか、投資への教育を受けていない(というかそんな環境がほとんど無い)ので仕方ない部分がるにせよ、悲しいと思うこともあるわけです。
そんな中、これを見かけました。
最低賃金のお知らせ
雇用主も大変だとは思うけど、この賃金は辛すぎる。試用期間3ヶ月はは950円で試用期間が終われば1000円の貼り紙を見かけることがあるけど、ほぼ最低賃金の雇用ってことなんですね。#最低賃金 pic.twitter.com/l0oletQoXj
— よぴ【YOP】 (@yop_jp) May 27, 2019
雇用主も大変だとは思うけど、この賃金は辛すぎる。試用期間3ヶ月はは950円で試用期間が終われば1000円の貼り紙を見かけることがあるけど、ほぼ最低賃金の雇用ってことなんですね。
936円は無いとしても950円の求人ビラは見かけることもよくあります。そこで、この提示された金額だとどのくらいの収入になるのか考えてみました。
・仮に一日8時間働いたとして950円×8時間で7,600円
・それを週に5日働いたとして7,600円×5日で38,000円
・一ヶ月で計算すると7,600円×20日で152,000円
仕事を掛け持ちして週に1日増やすとしましょう。
(個人トータルの勤務日は週に6日)
・一日8時間働いたとして950円×8時間で7,600円
・それを週に5日働いたとして7,600円×6日で45,600円
・一ヶ月で計算すると7,600円×25日で190,000円
年金やら税金やら保険やら引かれて、手取りは15万円から16万円くらい。住民税も特別徴収で引かれたとして、15万円だと仮定します。
そこから出ていく固定経費としてざっと挙げると、
・賃料(共益費など含む)
・通信費(携帯、ネット回線)
・光熱費(水道、ガス、電気)
などでしょうか。
これらの状況だとすれば、家賃をグッと押さえないと厳しいですね。賃料目安としては収入の1/3を超えるとかなり厳しくなってきます。つまり、その時点で1Rマンションの選択になると思いますし、これが東京であれば5万円の部屋となると好立地にはほとんどありません。(東京の最低賃金は985円)
冷静に考えても…厳しい。
自由に使えるお金を増やしたいなら
少しでも豊かに生活を送るためにお金を残したい場合、その方法は非常にシンプルです。
「収入を増やす」か「支出を減らす」のどちらか。
男なら稼ぐしかないのでしょうね。
てか、男なら稼いで家に入れろよって話です。
「お金が無いから」という理由でやりたいことができなかったりする場合もあります。これを私は「お金が無いことで選択肢が少なくなる」と考えています。
例えば、子供に習い事をさせたいけど、月謝代が無いから行かせることができない。というのも選択肢が無くなったことと同じだと思うのです。
確かに、子供に習い事をさせることがすべて幸せにつながるわけではないと思いますよ。
しかし、習い事をきっかけにもしかしたら何かの才能を見出すことができるかもしれないし、夢中になれることに出会えるかもしれないと思うのです。
つまり、お金は必要以上に無くてもいいけど、多少あると様々な場面で選択肢が広がるものだよってことです。
そう考えると、常日頃からもっと真剣にお金のことを考えてもいいのではないかと思います。