チャットワークのフリープランを使っている人にはかなり痛手の仕様変更となります。チャットワークのグループチャットで利用制限が厳しくなりました。フリーランサーや個人事業主など、連絡手段としてチャットーワークを使っている人も多い中、人によっては厳しい状況になるかもしれません。
これによってグループチャットを乱立している人は今後の使い方を考えていく必要があります。
追記
※追記:2021年1月27日のアップデートによりスマホアプリで複数アカウント切り替え機能が実装されました。
→スマホアプリでの複数アカウントの切替方法と詳細はこちら
内容変更は2018年7月18日より実施スタート
告知があったのは2018年6月18日です。対象はフリープランの利用者。お知らせではフリープランのグループチャット利用数変更についての内容と、これに伴ってアップグレードした際のキャッシュバックキャンペーンの告知です。
早い話、制限されるから困る人はアップグレードしてね。その代わり一ヶ月分はキャッシュバックするよ。ってことです。
では、実際にどの部分が変更されたのでしょうか。
チャットワークフリープランでの変更部分
フリープランにおいてはグループチャットが最大14個作る(参加する)ことが可能でした。これは文字通り上限数が14個という単純なものなのでわかりやすいですね。
で、変更だと告知された内容はこちら。
「最大14個のグループチャット参加が可能」から「累計14回のグループチャット参加が可能」に変更されました。
14個のグループチャットの上限数を守っていれば自由に入退出できていたものが、累計14回という非常に厳しい制限がかかりました。つまり、グループチャットを出たり入ったり繰り返すことが無制限にできなくなるってことです。
公式サイトの利用イメージはこちら。
一度グループチャットへ入出して退出すると1カウントされます。常に上限数14個のグループチャットなら大丈夫だったものが、累計14個という制限ができたので、気軽にグループチャットに入ることが難しくなります。グループチャットに入出したら貴重な14個のうちの一つを消費してしまうってことを覚えておきましょう。
こんな使い方をしている人は要注意!チャットワーク仕様変更によって困る人たち
チャットワークの使い方は人それぞれあるものの、こんな使い方をしている人は特に注意しましょう。
プロジェクトごとにグループチャットを分けている人
私もこういった利用をしている人の一人です。例えばこんな使い方です。
■AさんとBさんはダイレクトチャットでやり取り
↓
■(複数のプロジェクトを一つのダイレクトチャットでやり取りするとわかりづらいので)
↓
■「りんごプロジェクトグループ」や「みかんプロジェクトグループ」に分けて、それに関する話題やファイルのやり取りは二人だけのグループチャットで行っている
プロジェクトが終わったら退出して、新しいプロジェクトがあれば新しくそちらに入出するってことができていました。これに回数制限ができることで、すぐにプロジェクトが終わってしまうものに関しては、グループチャットを作ったことを後悔するかもしれませんね。
今回の適用は先方がフリープランの場合にはその上限数が適用されるので、あなた自身が無制限の有料プランであっても、先方がフリープランなら先方に累計数の上限があります。むやみにグループチャットへ誘うと嫌がられる場合があるので気を付けましょう。
フリーランサーや外注などを使っていてグループチャットでプロジェクト管理している人
この使い方は多そうです。例えばこんな使い方です。
■Aさん(プロジェクト責任者)、Bさん(サイトの責任者)、Cさん(外注ライターさん)がグループチャット
↓
■基本的にBさん(サイトの責任者)とCさん(外注ライターさん)がやりとり。Aさん(プロジェクト責任者)はやりとりを管理したりたまにチェックしたりしている
これに、Dさん(デザイナー)やEさん(校正担当)が混ざっても同じです。
チャットワークは外部との連絡手段として利用することが多いと思います。そのため、このような利用ケースはよくあります。あなたがプロジェクト管理者なら当然有料プランでないとグループチャット数が足りなくなります。
また、フリーランサーとして活動している人も、複数社と契約してやり取りしていることもあるので、上限数があることによって参加できないかもしれません。だからといって、初めての取引であれば、グループチャット利用のためだけにチャットワーク有料サービス利用を促すのは嫌がられるかもしれませんね。
有料プランを検討する人、他サービスに乗り換える人
サイボウズLIVEのサービスが終了した時もサイボウズLIVE難民が続出しましたが、今回のチャットワークの仕様変更によって有料プランを検討したり、他社サービスを検討する人が増えてくることが予想されます。
チャットワークの有料プランを利用する場合にしても、そこまで高額ではないのでフリーランサーとして活動している人はこれを機に有料プランへ変更しても良いのではないかと思います。
企業で導入する目的でなければ、「パーソナルプラン」で充分かと思います。実際にパーソナルプランを使っていて物足りないなと感じたことはありません。
複数人でのビデオ通話は使ったこともありません。ビデオ通話はZoomの方が使いやすいと思います。
つまり、有料プランにするかどうかはグループチャット無制限を選択するのかしないのか、ってところで選ぶと良いです。これはおのずとフリープランで利用していると、足りないなって場面が出てくると思います。
仕事で利用しているならこのくらいの月額料金は問題ないレベルだと思いますが、頻繁にグループチャットの入退出することが予想されるフリーランサーさんは、パーソナルプランの有料サービスは必須かもしれませんね。
この改正によって利用者が一気に減るということは考えづらいです。特に仕事を発注する側のクライアントがこの程度の改正で利用システムを変えるってことは無いと思います。そう考えると、仕事を受けているフリーランサー側が適応していくしかありません。
ともあれ、これまでフリープランで入退出を繰り返していた人にしてみれば、目を背けることができない仕様変更になりましたので、これを機に有料プランの導入を検討する必要がありそうですね。
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2021年1月27日追記:スマホアプリで複数アカウント切り替え機能が実装
追記
※追記:2021年1月27日のアップデートによりスマホアプリで複数アカウント切り替え機能が実装されました。
→スマホアプリでの複数アカウントの切替方法と詳細はこちら
スマホアプリで複数アカウント(マルチアカウント)が簡単に切り替えできるようになりました。
これにより、グループチャットの上限数に悩んでいた人も複数アカウントを取得して切り替えることで対応すれば、(少し面倒ですが)グループチャットの数が増えても少し安心できるのではないでしょうか。
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