緊張したら深呼吸、は本当に効果があるのか?

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緊張したら深呼吸、は本当に効果があるのか?

大事なプレゼンの前、心臓がバクバクして頭が真っ白になりそう。

そんなとき、誰かが言いますよね。
「深呼吸して落ち着いて」って。

子供の頃から言われ続けてきたこのアドバイス、実は科学的にも正しいんです。呼吸って、私たちが意識的にコントロールできる唯一の自律神経機能なんですよね。

心拍数は直接コントロールできないし、血圧も意思では変えられない。でも呼吸だけは、自分の意思で速くしたり遅くしたりできる。

この特性を使えば、心の状態をコントロールすることができるんです。

私も昔は緊張しやすくて、大事な商談の前なんかはガチガチになってました。手は震えるし、声は上ずるし、頭の中はぐちゃぐちゃ。

そんなときに教わったのが「4-7-8呼吸法」でした。

4秒かけて鼻から息を吸う。
7秒間息を止める。
8秒かけて口から息を吐く。

これを3回繰り返すだけで、不思議と心が落ち着くんです。

なぜこれが効くのか?

呼吸をゆっくりにすると、副交感神経が優位になってリラックス状態に入るからです。逆に呼吸が浅く速いと、交感神経が優位になって緊張や不安が増してしまう。

つまり、呼吸の数とリズムがそのまま心の状態を決めているんですね。

スポーツ選手を見てみてください。

バッターボックスに立つ前、フリースローを打つ前、ペナルティキックを蹴る前。必ず深呼吸していますよね。

あれは単なるルーティンじゃなくて、平常心を保つための科学的な方法なんです。

ビジネスでも同じです。

重要な決断をするとき、難しい交渉をするとき、クレーム対応をするとき。感情的になりそうな場面ほど、呼吸を意識することが大切です。

「ちょっと待って、一旦深呼吸」

この習慣があるだけで、冷静な判断ができるようになります。面白いのは、呼吸を整えると周りの人にも影響することです。

あなたが落ち着いた呼吸をしていると、相手も自然とペースダウンして落ち着いてくるんですね。

会議で議論が白熱しているとき、リーダーがゆっくり深呼吸して落ち着いた声で話し始めると、場の空気が一変します。

これは「ミラーニューロン」という脳の仕組みによるもので、人は無意識に相手の呼吸や感情を真似してしまうんです。

だから、自分の呼吸を整えることは、場の雰囲気を変える力にもなるんです。

迷ったとき、焦ったとき、イライラしたとき。

まず呼吸を数えてみてください。きっと浅く速くなっているはずです。そこで意識的に呼吸をゆっくり深くする。

たった1分でいいんです。1分間、呼吸だけに集中する。すると不思議なことに、さっきまでの迷いや焦りが霧が晴れるように消えていきます。

現代人は呼吸が浅い人が多いです。

スマホを見ながら、パソコンに向かいながら、無意識に呼吸を止めている。これが慢性的な緊張や不安の原因になっているんですね。

1日に数回でいいので、意識的に深呼吸する時間を作る。

朝起きたとき、昼休みのとき、寝る前のとき。

この習慣だけで、心の安定感が全然違ってきます。

呼吸は生きている証。その呼吸を大切にすることは、自分の心と体を大切にすることです。

迷ったら呼吸。
不安になったら呼吸。
イライラしたら呼吸。

シンプルだけど、最強のメンタルコントロール法です。

それでは。

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よぴ(管理人)

サイト「インターネットビジネスの世界」運営者。ビジネスプロデューサー、著述業。メルマガやブログを書きながら、好きなことをしてのんびりと生きています。