情報発信を始めたばかりの頃に知っておきたかったこと

情報発信を始めたばかりの頃に知っておきたかったこと
  • URLをコピーしました!

「情報発信を始めたいけれど、何から手をつければいいかわからない」——そんな相談を受けることが増えました。

私も最初はまったく同じ状態で、ブログを開設したまま2か月ほど投稿できずに止まっていた時期があります。

書き始めてみたら今度は、書いても書いても誰にも読まれない。アクセス解析を眺めてはため息をつく日々でした。

あのとき、もう少し早く知っていれば遠回りせずにすんだ——そんな話を、これから情報発信を始める方に向けて整理してみます。

目次

なぜ情報発信なのか、自分なりの答えを持つ

最初に取り組むべきは、ノウハウや書き方ではありません。「自分はなぜ発信するのか」を言葉にすることです。

ここを飛ばすと、必ず途中で迷子になります。私自身、最初の1年で何度も「これ、誰のために書いてるんだっけ?」と手が止まりました。

閲覧数を増やしたいのか、知見を共有したいのか、仕事につなげたいのか。どれもアリですが、自分の中で優先順位がついていないと、書く内容がぶれていくんですよね。

おすすめは、紙に書き出すことです。「半年後にこうなっていたい」を3行くらいで書く。スマホのメモでも構いません。

ただし、頭の中で考えるだけだと曖昧なままで終わります。書き出して初めて、自分の本音が見えてきます。

「誰に向けて書くか」を1人に絞る

目的が見えてきたら、次は読み手の解像度を上げる作業。ここでつまずく人がとても多い印象です。

「20〜40代のビジネスパーソン」みたいに広く設定したくなる気持ちはわかります。でも実際に書き始めると、広く設定するほど言葉がふわっとして、結局誰にも刺さらない文章になります。

私が試して効果があったのは、過去の自分や、身近にいる具体的な誰か1人を思い浮かべて書く方法。書きやすさが段違いに変わります。

信頼される発信者になるための土台

書き手の信頼は、文章のうまさよりも内容の確かさで決まります。ここを軽視するとどれだけ書いても積み上がりません。

情報源にこだわる

ネット検索で出てきた記事だけを参考に書くと、内容が薄くなりがちです。さらに困るのが、その記事自体が又聞きで書かれているケース。又聞きの又聞きを書くと、誤情報が増幅して伝わってしまうリスクがあります。

私が意識しているのは、できる限り一次情報に当たること。公式ドキュメント、公的機関の統計、実際にサービスを運営している人の発信、自分で試した結果。

この4つを軸にすると、記事の説得力がはっきり変わります。引用するときは出典を明記する。これだけで読み手の安心感がまったく違ってきます。

専門用語は「使い方」で差が出る

専門用語をまったく使わないのも、使いすぎるのも、どちらも読者を遠ざけます。

たとえばSEOの話で「コアウェブバイタル」という言葉を出すなら、初出のときに「ページの表示速度や使いやすさを測る指標」と一言添える。

それだけで初心者にも上級者にも読みやすい文章になります。難しい言葉を使うこと自体が悪いのではなく、説明なしで放り投げることが問題なんです。

固有名詞も同じです。「Googleのアルゴリズム更新」と書くより、「2023年に実施されたGoogleのコアアップデート」と書いた方が情報の輪郭がはっきりします。

読まれる記事に共通する3つの要素

書く側として一番気になるのは「どうすれば読まれるのか」だと思います。私が試行錯誤の末に行き着いた答えは、以下の3点に尽きます。

ひとつめは、タイトルと冒頭で「この記事を読むメリット」が明確に伝わること。検索結果から記事を選ぶとき、人は数秒で判断します。タイトルが曖昧だと、それだけで離脱されます。

ふたつめは、結論を先に書くこと。Webの読者は最後まで読みません。これは悲しい事実ですが、構成を工夫することで対応できます。

冒頭で結論を出し、その後に理由や事例を展開する。この順番を意識するだけで、最後まで読まれる確率が上がります。

みっつめは、自分の言葉で書くこと。同じテーマでも、書き手によって切り口や事例が違うから読み手は読んでくれます。教科書的な記述だけなら、検索すれば似た情報がいくらでも出てくる時代です。

「自分はこう感じた」「ここでつまずいた」という体験を入れる。これが他の記事との差別化になります。

SNSとの組み合わせ方

ブログを書いたら、SNSで知らせる。当たり前のようでいて、最初の頃の私はこれを怠っていました。書いて満足してしまうんですよね。

実際にやってみると、SNSからの流入は侮れません。特に書き始めの頃は検索エンジンからのアクセスがほぼ期待できないため、SNSが命綱になります。

ただし、毎回「読んでください」と告知するだけだとフォロワーは離れていきます。記事の中で気になったポイントや、書きながら考えたことを抜き出して投稿する。

本文を読まなくても何かしらの学びが残る投稿にする。これを意識するようになってから、SNS経由の反応が増えました。

続けるために必要なのは気合いではなく仕組み

「継続が大事」とよく言われますが、気合いだけで続けられる人はほぼいません。私もそうでした。気合いに頼ると、忙しい週があった瞬間に途切れます。

続けている人の共通点は、続けるための仕組みを持っていること。たとえば毎週日曜の朝に下書きを書く、月曜の夜に推敲する、火曜の朝に公開する、といった具合に発信を生活の流れに組み込んでいきます。

気が向いたときに書くスタイルだと、3か月もすれば確実に止まります。

反応が出るまでの期間を見誤らない

もうひとつ大事なのが、期待値の調整。最初の1〜2か月で大きな反応を求めると、ほぼ確実に心が折れます。

実体験として、検索エンジンに記事が認識されて表示順位が安定するまでに、私の場合は半年近くかかりました。最初の3か月はほぼ反応ゼロ、それでも淡々と書き続けた結果として、後から伸びてきたんです。

このタイムラグを知らずに始めると、「自分には向いていない」と勘違いしてやめてしまいます。これがいちばんもったいないパターン。最初の半年は仕込みの期間、と割り切ることをおすすめします。

読者とのやりとりが発信を育てる

書いたものに対する反応——コメント、SNSでの引用、感想のDM——これらは想像以上に大きな財産になります。

特に効くのが、思わぬ角度からの感想です。自分では強調するつもりがなかった部分が誰かの役に立っていたり、逆に力を入れて書いたところが読み飛ばされていたり。

書き手の感覚と読み手の受け取り方には、必ずズレがあります。このズレに気づけるかどうかが、次の記事の質を左右します。

批判的なコメントへの向き合い方も少しだけ。建設的な指摘と単なる悪意は、慣れてくると見分けがつくようになります。建設的な指摘はありがたく受け取って次に活かす。悪意のあるものはスルーする。

ここを混同すると、書くことがどんどんつらくなります。私もここで何度か消耗しました。

まとめ

情報発信を始めるときに大切なのは、目的を自分の言葉にすること、信頼できる情報源にこだわること、そして反応がなくても続けられる仕組みを作ること。

この3つさえ押さえれば、最初の半年は乗り切れます。

最初から完璧を目指す必要はありません。書きながら整えていく前提で、まずは今週、1本だけ書いてみてください。そこからすべてが始まります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

サイト「インターネットビジネスの世界」運営者。ビジネスプロデューサー、著述業。メルマガやブログを書きながら、好きなことをしてのんびりと生きています。

目次